草原にゲイがただ1人

隠れゲイが、恋心とか思う事とか綴ります

最後のひととき

自分追い詰める系男子、グラスホッパーです


返信来ないと

めちゃめちゃ傷つくけど

つい連絡しちゃう


会えないと

死ぬほど寂しいけど

つい出かけちゃう



合唱の練習をしてて

終わる頃にゲリラ豪雨

めっちゃ近い雷からの

一瞬の停電


出入り口で雨雲レーダーチェックして

15分もすれば雨が弱まるからと

1人待ちぼうけ


歩きだったら送ってくれたかもしれないけど

自転車だったから

1人になれた



そこでちょっと妄想


一瞬の停電って

飲んでる時に起こったら

めっちゃテンション上がりそうだなぁ


エムくん、飲みに出てるのかなぁ

もしエムくんと一緒にいて一瞬停電したら

どんなハプニングが…


にやにやにやと

自分の表情が緩むのが分かって

他のメンバーは帰ったとはいえ

管理人さんとかいるし

外だったと思い出して

妄想中断


雨が弱まってきたのを見計らって

急ぎ目で自転車に乗る


会館を出て

まっすぐ帰るか

寄り道するか


一瞬迷って

まぁ、いなければジュース一杯で帰ろう

と寄り道することに


店につき

お、カウンターに2人お客さんがいる


…けど、エムくんじゃない


しょんぼりしたけど

まぁ仕方がない


ソフトドリンクを頼んで

停電しました?

って話をして

一瞬ねって


そしたら、

2人づれのお客さんが

「エムんち復旧しないって」


…え?


キョトンとする私をみてすかさず店長が

「あ、こちらエムくんの仕事の仲間です」

と紹介してくれた


なんですって!


しかも、話を聞けば

エムくんは

飲みに出るつもりはなかったけど

停電して復旧しないから

飲みに出てくると言ってると



停電よ、ありがとう



それから

しばらく待ちました


2,30分あれば来れそうなのに


なかなか来ない


しびれを切らしたお仲間さんが電話したら

もう着くからって


もう着くから

からも5分くらいかかって


ドキドキの5分でしたが

お店のドアが開いて

チラッと振り返ると


エムくん!



エムくん「ホッパーさん!なんでいるんすか」

ホッパー「えへへ、雨宿り」

エムくん「飲めないって言ってたから」

ホッパー「うん、飲んではいない。遊びに来ただけ」


って、お仲間さんを差し置いて

先に話してしまっていいのかと思いつつ

ニヤニヤして話してくれてて

もしかしたら、ウチもこんなに分かりやすく

ニヤニヤしちゃってるんだろうかと

恥ずかしくも嬉しくなった


しかも

「飲めないって言ってたから(ホッパーさんと飲めないなら、俺もホントは飲みに出るつもりなかったんですよ)」

みたいな含みを妄想させる言い方

ますますニヤニヤしちゃう



だから

お仲間さんとウチの間にでも座ってくれるかと思ったんだけど

お仲間さんを挟んで反対側に行ってしまった


あれ、そっち行っちゃうんだ…


今日は隣に座ってくれないのか


と思ったのは

割と一瞬


何が起きたのかと言えば


お仲間さんたちを間に挟んで見つめ合う


そう、エムくんとお仲間さんが話してる時

お仲間さんがウチに話しかけてくれる時

エムくんとウチが話す時


ずっと、目が合う!笑

お仲間さん越しに目が合いまくる!!


え、たまたま?

それとも策士?


あえて遠くに座ることで

この目が合い続ける構図を作ったの?


天才かよ笑笑



しばらく皆さんとおしゃべりして

御三方はダーツへ


1ゲームが終わり


今日はゲーム中には目合わないな…

としょんぼりしていたら

ゲーム終わりで自分の席に一瞬戻ってから

隣に立って話しかけてきてくれた


そしたら

お仲間さんがホッパーさんは投げないの?

と誘ってくれて


遊びでならと言ってエムくんを見ると

満面の笑みで頷いてる


「やりましょう! やりましょう!」

と言わんばかりに


もう

絶対に自分がニヤニヤしてしまってるのが分かる


それで

4人でダーツすることになったんだけど


もう、それからはずっと

ずっとエムくんの隣にいる

エムくんが隣にいる


距離が近い


幾たびも幾たびも

腕が触れ合っちゃうくらいに

近い!!


耳打ちくらいの距離で

アドバイスとかもくれるし


あと、エムくん普通に上手いから

「おぉ! エムくんスゴイ!」

「わー! エムくんカッコいい!(いいとこに入るからじゃなくて、もう全部が)マジカッコいい!」

とダーツを理由に思いの丈を言いまくる


危うく「エムくん好き」って言いそうになった


なんでかっていうと

パーティモードみたいなゲームをしてて

指定箇所に入れるルールだった


エムくんともう1人はいい勝負してて

ウチともう1人は全然入らない


どこかに当たればいい

カウントアップやゼロワンとは

難易度が全然違う


それで、後半に

「トリプル(3倍になる場所)」に入れる

ってターンが来て

泥試合をしていた相手に対してウチが

「1! 1のトリプルで!!」

みたいに拝んでた


1のトリプルどころか

どこのトリプルにも入らないんですけどね笑笑


ウチなんて、こんな時に限ってブル(真ん中の丸)に入るし笑笑




でも、エムくんの番になって


(テュテュテューン!)

とトリプルに入る音が炸裂!


おぉ!?…お?


…ん?


こういう時、たぶん20トリプルを狙うんだけど

3投の流れが

1シングル-1シングル-1トリプル


20の隣が1だけども

そうなんだけども


ホッパー「さすが、ちゃんとトリプル入れるね!しかも1!」

エムくん「1トリって言ってたから」

ホッパー「え、さっきの?」

エムくん「だって、1トリがいいって言われたら狙うしかないでしょ」


(ズゴーン!!)

あ、心のインブルに入った音です

※インブル(真ん中の丸の内側、ど真ん中)


ホッパー「それで狙って入れれるとか凄すぎ!」

(入れてって言って入れてくれるとか、大好き!)

ちょっと別の意味にも聞こえてしまう…笑


もう、好きすぎてヤバい


直接言ったわけじゃないのに

祈るように

独り言のレベルで言っただけなのに

しかも、お仲間さんが投げる時に言ってたのに


それを拾ってくれて

狙ってくれて

入れてくれて

「言われたら狙うしかない」

とまで言ってくれて



大好きだーっ!!


と言いたかった

抱きつきたかった



でも

自分を懸命に抑えて

ダーツをする人の思考回路なんだと言い聞かせた


他の人が言ってたとしても狙ってた

他のダーツやってる人でも狙ってた


そう自分に言い聞かせて

でもエムくんを褒めまくった


好きと言えない代わりに



何ゲームか遊んで

ウチは朝から仕事だから

日付が変わる前に退散することに


会計をお願いしたら

エムくん「帰っちゃうんですか、明日仕事ですもんね」

って


それから


エムくん「こっちいるうちにまた会えてよかったです」

って


エムくん「また飲みたいです。飲むのは金土なんですよね? でも、それ以外でも遊びには来るんですよね?」

って

ホント、嬉しいことを言ってくれる


飲まなくても遊ぶだけでいいの?


それは、もう

会いたいって意味でいいの?


また飲みましょうは社交辞令だと思い込めるけど


そこまで聞かれたら期待しちゃうじゃん



ウチがお金払った時に

エムくんも会計締めて、飲み物グッと飲んで

帰るのかな? またどっか行くのかな?


と思って聞いてみた



ホッパー「まだどっか行くの?」

エムくん「うーん、どうだろう。明日は夕方からだし、行くかもしれないし、行かないかもしれないし」


そこで「もし行かないなら一緒に帰ろう」って言おうとしたけど

それを聞いてたお仲間さんが

「じゃあ、俺と次行こう」って誘ってて

次行くことにしたみたい


また会えるだろうか


会えるとしたらいつになるんだろうか


終止符を打つとか言っといて

期待ばかりが膨らんでしまいます


帰ってきますように

帰ってきたよって連絡くれますように

また会えますように

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